マニュアルのクイックスタート
公式マニュアルの紹介と QUICK START 章——このデバイスは何か、接続方法、最初の音の出し方。各セクションに再生できるパネルデモ付き。
Syntakt とは
Syntakt は 12 トラックの groovebox で、アナログとデジタルのボイスが並んで動きます。1–8 はデジタル、9–12 はアナログのドラムとシンバルのボイスです。どのトラックも MIDI machine に切り替えれば外部機材を鳴らせます。 ボイスの出力は Analog FX block を通してからメインミックスへ送れます。この機材の押しの強さはここから来ています。並んで reverb と delay のセンドエフェクトもあります。 各トラックのパラメーターページは 5 つ、TRIG・SYN・FLTR・AMP・LFO です。音作りの入口はこのキー列に収まっています。
“Analog synthesis meets digital synthesis. A musical cyborg companion.”— Elektron, official manual §2
電源とオーディオと MIDI
Syntakt は 12 V DC アダプターを背面の 12 VDC In に挿します。安定した場所に置き、ケーブル用の余裕をとり、接続前にすべての機器の電源を切ってください。 OUTPUT L/R をミキサーやアンプへつなぎます。INPUT L/R には外部の音を入れられ、本体を通してミックスや加工ができます。 MIDI は、送る側の MIDI OUT を Syntakt の MIDI IN へつなぎます。MIDI THRU は MIDI IN に届いたデータをそのまま送り出すので、3 台目を同じクロックに数珠つなぎできます。パソコンとは USB ケーブル 1 本で、DAW から操作できます。 電源スイッチは背面にあります。
ファクトリーパターンを鳴らす
[BANK] を押し、[TRIG 9] で bank A を選びます。画面に BANK A : SELECT PTN と出ます。続けて [TRIG 1] で最初の pattern を選び、[PLAY] で再生します。 pattern の切り替えは予約制です。A01 の再生中に [PTN] と [TRIG 2] を押すと、A01 が最後のステップまで進んでから A02 に移ります。[TRIG 3] と続ければ、その場でセットを組めます。[STOP] で停止します。 キーの役割分担も覚えておくと便利です。[TRIG] キーは 16 個あってシーケンサーの 16 ステップにあたりますが、トラック選択を兼ねるのは 1–12 だけで、bank は後ろ側のキーに割り当てられています。
テンポ
[TEMPO] でテンポメニューが開きます。LEVEL/DATA ノブで BPM を変え、押し込みながら回すと 4 BPM 単位で動きます。[UP]/[DOWN] は 0.1 BPM 刻みなので微調整に使えます。 タップで決めることもできます。[FUNCTION] を押しながら [TEMPO] をリズムに合わせて叩きます。4 回目から平均が計算され、叩き続けるかぎり更新されます。
KEYBOARD モード
[TRK] + [TRIG 1–12] でトラックを選び、[FUNC] + [TRK] で KEYBOARD モードに入ります。[TRIG] キーがピアノ 1 オクターブの形に光り、光っているキーだけが鳴ります。[UP]/[DOWN] でキーボード全体が 1 オクターブ動きます。 [FUNC] + [TRK] を長押しすると設定ページが開き、スケールを選べます。スケール内で弾くのが、ドラムマシンを旋律的に鳴らす一番の近道です。 アクティブなトラックが MIDI machine なら、同じキーが MIDI ノートを外部機材へ送ります。
MUTE モード
pattern を再生した状態で [FUNC] + [BANK] を押すと MUTE モードに入り、同じ組み合わせで抜けます。各 [TRIG] キーがそのトラックのミュートと解除を担当し、[FX] キーはアナログ FX トラックを担当します。光っていれば鳴っていて、消灯はミュートです。 直前にどのトラックがアクティブでも関係なく、すべてのトラックを同時に操作できます。1 つの pattern を曲として聴かせる一番簡単な方法がミュートです。ドラムを 8 小節抜いて戻すだけで、展開が生まれます。
パラメーターを編集する
各トラックにパラメーターページが 5 つあり、[PARAMETER] キーの TRIG・SYN・FLTR・AMP・LFO で開きます。画面に出ている内容を DATA ENTRY ノブで編集します。 pattern を再生しながら試してください。[TRK] + [TRIG 1–12] でトラックを選び、[FLTR] でフィルターページを開き、ノブ E を回します。それが FREQ、カットオフです。9–12 のトラックではアナログフィルターの反応をそのまま聴けます。 同じノブがシーケンサーにもつながっています。[RECORD] で GRID RECORDING に入り、ステップの [TRIG] キーを押しながらノブを回すと、その値はそのステップだけのものになります。これが parameter lock で、1 トラックの設定をステップごとに変えられます。